先生の一言強い
ハチワレ♀を連れて初めて行く動物病院へ。
汗だくで髪の毛振り乱した私を見た先生は
「どうされました?」
とちょっと引き気味ですが優しく声をかけてくれました。
「今日こんなことがあってー!!!」
と仕事で申し送りするように昨晩からの流れを説明。
先生(イケメン)は一息ついたあと
「その前に今日の診察は予約制なんだけどね」
と強い口調で言われました。
(知らんがな!!!!)
とムッとしたその直後
「5分で診るよ。診察室入って」
と笑顔で言われ
やだイケメン……(トゥンク)したちょろいアラサーは私。
その後先生は5分と言わずじっっっくりその子を診てくれました。
「子猫は突然亡くなったりするからね。死んでしまった2匹はかわいそうだったけど、この子は大丈夫。2日くらい何も食べなくても元気だよ」
「そんな神経質にならないで。大丈夫だから。」
力強くそう言った先生の言葉に
とても安心し惚れました。(惚れました)
イケメンだし。(ガチでイケメン)
診察室を出て、カルテを書きながら
「名前決めへんのー?」
と声をかけてきました。
そうや名前……。
決めてない……。
「ちょっと保留でお願いします」
と伝えた私に、笑顔で
「次来た時に教えてな。飼うんでしょ?」
なんだこのイケメンは!!!!
私の奥底に封印した思いを見破ってるやんけ!!!
ハチワレ♀を立派に育てあげなければ……
という使命感が熱く沸き上がり
ここからハチワレ♀の1体1の育児が始まります。