難しいんだよこれは。
しーちゃんの問題点を上げてみた。
とりあえず哺乳瓶を嫌がる。
シリンジを使っても1mlを飲むか飲まないか。
薬局とかで売ってる離乳食は粒があって
乳歯が生えてきてるけど口も小さくて噛めない。
ミルクに関しては、今使っている粉ミルクより
高栄養高カロリーの物に変更。
離乳食も、缶詰やパックに入ったものよりペーストの物が適している。
そう考えた私は
翌日の朝一番で近くの大型ショッピングモールへ。
購入したのはこれ
白がペースト状になる粉の離乳食。
紺が母乳に近いミルク。
そして排泄を済ませてレッツトライするけど
まぁ食べないし飲まないよね。
再び1時間かけてなんとか必要最低限をギリ下回る量与えて私は夜勤へ。
夜は職場の猫好きな同僚に協力を仰ぎ
しーちゃんの面倒を見てもらうも
すぐにヘルプコール。
(LINEの誤字脱字は見逃して)
1時間以上かけて
なんとか食べてくれたとのこと。
不安だ……。
明日帰って息してなかったらどうしよう。
そんな日の夜勤に限って
アホみたいに忙しかったよね。
先生の一言強い
ハチワレ♀を連れて初めて行く動物病院へ。
汗だくで髪の毛振り乱した私を見た先生は
「どうされました?」
とちょっと引き気味ですが優しく声をかけてくれました。
「今日こんなことがあってー!!!」
と仕事で申し送りするように昨晩からの流れを説明。
先生(イケメン)は一息ついたあと
「その前に今日の診察は予約制なんだけどね」
と強い口調で言われました。
(知らんがな!!!!)
とムッとしたその直後
「5分で診るよ。診察室入って」
と笑顔で言われ
やだイケメン……(トゥンク)したちょろいアラサーは私。
その後先生は5分と言わずじっっっくりその子を診てくれました。
「子猫は突然亡くなったりするからね。死んでしまった2匹はかわいそうだったけど、この子は大丈夫。2日くらい何も食べなくても元気だよ」
「そんな神経質にならないで。大丈夫だから。」
力強くそう言った先生の言葉に
とても安心し惚れました。(惚れました)
イケメンだし。(ガチでイケメン)
診察室を出て、カルテを書きながら
「名前決めへんのー?」
と声をかけてきました。
そうや名前……。
決めてない……。
「ちょっと保留でお願いします」
と伝えた私に、笑顔で
「次来た時に教えてな。飼うんでしょ?」
なんだこのイケメンは!!!!
私の奥底に封印した思いを見破ってるやんけ!!!
ハチワレ♀を立派に育てあげなければ……
という使命感が熱く沸き上がり
ここからハチワレ♀の1体1の育児が始まります。
捨て猫を拾った日。
この日はいつも行く犬の散歩ルートを変えよう!!
と思い立って、目の前にあるのに普段歩かない大きな公園に行きました。
公園入口にて、子供が何やら騒いでいて
お節介BBA根性で
「どうしたのー?」と声をかけたんです。
「猫が捨てられてて……」
見てみるとポリ袋に捨てられた子猫達。
あらあらー可哀想に……と思いながら
子供達が一生懸命子猫と向き合う姿を見て
大人は口出ししないでおこう。
そう思ってその場を後にしました。
そんで1時間後くらいかな?
帰り道、子猫達はどうなったか気になり
捨てられた場所に行ってみると
ポリ袋と子供達が残したであろうミルクが入った容器が捨てられてました。
(なんや、子供が引き取ったんか。)
そう思ってその場を離れようとした時
ポリ袋からゴソゴソッと音がしたんですね。
まさか、とポリ袋を開けてみると
衰弱しきって鳴こうにも声が出ない子猫が3匹。
子供達ではどうしようも出来なかったんやろね。
とりあえず3匹、無我夢中でペスくんのお散歩バックに詰め込んで
Twitterでパニックに呟きながら
お家に駆け足で戻りました。
Twitterの相互さんから
猫に関するアドバイスを受けながら
温めたミルクをあげると
弱々しくも鳴き始めた子猫達。
そして体も温まって少し活気が出たのか
室内を歩き回るようになりました。
よかった!!!!!フォロワーさんありがとう!!!!!
なんとも言えない高揚感に包まれて
とりあえずユメ(チワワ)と面会。
普段独占欲の強いワガママ姫やから
威嚇するかなー、怖いなー。
と思いハラハラしてましたが
なんとユメさん、子猫を守るように寄り添ったんですよ。
ペスくんが好奇心で近付こうもんなら
そっちに威嚇威嚇威嚇&威嚇。
完全に母の顔になっていました。
里親どうしよう……
そんな不安がチラつきながらも
我が家の子猫共同生活が始まりました。